2020年1月20日
今回は子どもの定期健診についてお話しさせていただきます。
子どもの歯(乳歯)は生後8か月頃から生えはじめ2歳6か月頃に乳歯が生えそろいます。上下10本ずつで、計20本で乳歯列が完成です。その後、6歳ごろになると6歳臼歯と呼ばれる歯が乳歯の奥に生えてきます。6歳臼歯は大人の歯(永久歯)のため、虫歯にしないように注意する必要があります。
生えてきたばかりの歯は石灰化が不十分のため酸に溶けやすく虫歯になりやすい傾向があり、さらに虫歯の進行が早く歯髄の炎症が起こりやすい特徴があります。
歯には生えてきてからフッ素やカルシウムなどを取り込みながら成熟する「萌出後成熟」という性質があり、フッ化物による耐酸性の向上は大人の歯に比べて高いと言われており、定期的なフッ素塗布は歯を虫歯から守るのに有効な手段となります。
ほかにも凸凹の歯の溝を埋めるシーラント(予防填塞)を行い、食べかすの停滞を防いで虫歯を予防する方法があります。
お子さまの歯を虫歯から守るためには日々の歯ブラシに加えて歯科医院での定期的な歯のクリーニング、フッ素、シーラント処置が大切となります。
お子さまの口腔内で気になることなどありましたら、歯科医師・衛生士にお気軽にご相談ください。
皆様のご来院をスタッフ一同心よりお待ちしております。